お勧め書籍集


最近のお気に入り日本映画を集めてみました。DVDで観れば字幕を英語にして逆英語学習というのもありです。日本映画もまだまだ捨てたモンじゃありません。

映画の評価アイコンはこんな感じで:

 元気が出るど: --> 元気出る・痛快
 笑ったど: --> 笑える
 メッセージあるど: --> メッセージ性が強い
 ウルウルするど: --> ウルウル、涙出る
 怖いど: --> こわ〜い
 スルメど: --> 観れば観るほど味が出る
 英語分かるど: --> わかりやすい

     

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たそがれ清兵衛 (2002)

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日本語でがんす
清兵衛さん、かっこ良すぎるでがんす。ぎらぎらきらきらした格好良さではなく、枯れたかっこよさでがんす。真田広之もぴったりのキャストでがんした。宮沢りえもそうでがんした。映画の中での方言がうつるでがんす。

時は幕末の片田舎。さえない武士の清兵衛。身なりも汚く生彩もなくみんなに後ろ指さされるような情けない武士。家には二人の娘(これが可愛い!)に、呆けたおばあさん。家では内職、野良仕事。貧乏。

ところがどっこい、元は小太刀の師範代でもあったほどの使い手。う〜む。こういうのに私は弱い。何年も前に会社のM.E.さん(女性)にマジな顔で真田広之の雰囲気があるといわれ、よ〜しこれで3年間は元気にいけると思ったやさき、同じ会社のK.F.さん(女性)にその話をしたところフン!と一笑にふされ、3年間の元気は無くなりました。

最期の陽水の曲もいいでがんすよ〜。
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阿弥陀堂だより (2002)

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(上のDVDは雨あがるとのパック版です)






日本語
予告編とちらりと観て以来、是非みたいと思っていた作品でしたがやっとDVDが発売になり早速観てみました。やはり、私の目に狂いはありませんでした(?)。いいですねぇ。とてもいいです。「雨あがる」に続く小泉監督の作品ですが、私が市川昆さんの次に好きになった監督です。

東京で最前線の医師として活躍していた女医(樋口可南子)とその夫の売れない物書き、孝夫(寺尾聡)。その妻の療養のために孝夫の故郷の長野の山村に帰ってきます。その村の阿弥陀堂に住む一人の老婆(北林谷栄)。そこを訪ねる一人の若い女性(小西真奈美)。

全編に展開する穏やかな四季の流れ。穏やかな人々の人生の流れ。その中で人それぞれに大切なもの・取り戻すもの。時速300キロで疾走するのぞみに乗っているような真正面しか見えなくなりがちな我々の生活を、それで良いのか?何か見落としてはいないか?と思わせてくれます。年をとったせいでしょうか?笑うような場面でつい涙が出そうになってしまいます。

北林さん、91歳での日本アカデミー賞ですが、これは文句なしでしょう。メイキング(DVDのみ)で最後のシーンを取り終えた彼女が思わず号泣してしまうところは涙を誘います。

また私の「何度観るべき映画」リストに一枚加わりました。
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